音が聞こえて空を見上げると…
ヘリコプターでした。隊列をつくって何機も続けて飛んでいきました。
火曜日、水曜日、木曜日と連日このような様子を見ました。前の日に一機だけで飛んでいったヘリコプターと同じ形のヘリコプターが、三機に増えているのを見て「お友達よ!」と話す3歳児がいました。
次は下の方を見つめる子どもたち。電車です。
これまでたくさん電車を見下ろし、見送ってきた3歳児の中には、以前ほど電車に対する情熱がなくなっている様子の子どももいますが、今になって興味をもって熱心に見るようになった子どももいるように感じられます。2歳児、特に男の子は電車を見たいという気持ちを保育者に言えるようになり、真剣に電車を見ています。
さて、公園でも見上げている様子がありました。
落ちている柿を拾ったのです。拾ってすぐに頭上に柿の実がぶら下がっているのを見つけて、同じものだ!発見!という反応の2歳児たちでした。
子どもたちは、年間を通して繰り返し、様々な木の実や葉が落ちているのを見たり拾ったりしています。その際に、保育者が教えるわけではないのですが、上を見上げるようになるのです。保育者や友達が見ているのと同じものを見ようとするためなのでしょうか…。見上げて、落ちているものと同じものがあれば上から落ちたものだと理解し、なければ風で飛んできたのではないかと考えたりします。
子どもは、見上げたり見下ろしたり、日々いろいろなものをよく見ているなあと改めて感じました。そして、秋の晴天の日の空は実にきれいなものです。