いつもお店屋さんごっこをする場所のすぐそば、日当たりのとてもよい場所のちょっとした隙間から出てきた草にいたのを保育者が見つけました。保育者が座り込んで「テントウムシだよ。」と言って見ていると、次々子どもたちが集まってきました。
どんなムシでも上手に捕まえる子どもは捕まえて自分のものにしたくてしかたのない様子でしたが、他の子どもにも見てほしいと思い、しばし我慢してもらいました(後でテントウムシを捕まえていました)。
こちらはあるお宅の竹林沿いの塀に沿って出ているドクダミをよけると、出てくるのです、ダンゴムシやワラジムシが!。保育者が虫を探して遊んでいると、それをまねして子どもは自分で虫を探すようになりました。連日この場所で道草です。さきほどとは対照的な日陰ですね。目的地のたけのこ公園を目前に、涼しい場所でもあるので、ついつい長居してしまいます。「10まで捕まえる!」がんばる子どもも!
連日ムシ探しするうちに、ムシを見つけることもつぶさないように上手に捕まえることもできるようになったり、
「ムシ嫌いなの」と言いながらもしゃがみこんで小さな木の枝で草をかきわけてムシを探す様子を見せたり、自分に向かって飛んでくるムシは苦手で大騒ぎになっても、ダンゴムシやワラジムシ等いくつかとは仲良くできる子どももいます。
公園でも連日同じ場所でムシ探しをする3~4人の子どもたちがいます。
ここは落ち葉が積み重なって湿っているところをひっくり返すとミミズやダンゴムシ、ワラジムシが出てくるようです。落ち葉の下にムシが隠れていると言って「もういいかーい?」と呼びかけながらムシを探しているのは、散歩の途中でよくやる「かくれんぼ」のつもりですね。
どんぐりのお家の庭では、先日ご紹介のツマグロヒョウモンの幼虫がまた現れました。保育者は気づきませんでしたが、子どもがよく見て発見。それをきっかけに、保育者と子どもとで、どうやってチョウになるのかの話になり、ある子どもは身振り手振り入りで自分の考えを話してくれました。事実とは違っているのですが、3歳の子どもなりに自分でよく考えて納得して話しているのだなと私は解釈しました。私は話をうんうんと頷きながら最後まで聞きました(間違いだとも正解も教えません)。
3歳児は毎年、ほんとうによくしゃべるのです、様々なことを。その中でも私のここ2,3年の関心事となっているのは「3歳児が自分で答えを見つけること」「3歳児の自分の納得」です。
藤の花の周りを大きなハチが飛んでいたり、大きなアリやハサミムシを見つけたり、ムシと親しみながらもその危険については教え、避けるようにしています。