屋敷林での遊び

「(通称)屋敷林に行くよ。」と話すと、虫捕りができると考えて捕虫網と飼育ケースを持ってきた子どももいます。

草地に荷物を置くと、網を持って動き出す子ども、何をしようかとこれから決める子ども…。

二人の保育者はそれぞれ、セミの抜け殻や虫を探し始めました。

保育者の様子を見ながら、その声や動きに合わせて動きだした子どもたち。

時間はかかりましたが、セミの抜け殻は高木、低木様々な木をよく見ると、次々見つけられるようになって、「あった!」「あっちにもある!」等元気な声も出ていました。

手の届かない所のセミの抜け殻は、木の枝を使って取っている保育者のまねをして、長い枝を見つけて、自分で取ろうとチャレンジする姿も見られるようになりました。

虫捕りの子どもたちも、保育者が虫を見つけたり捕まえたりする傍にいて、虫を見つけられるようになっていき、たくさん虫がいるので次々捕まえることにチャレンジするうちに、捕まえられるようにもなっていったようです。カマキリを手でつかんだ子どもは、怖々でしたが「いたくなかった!」と自慢げでしたね。

保育者の助けは必要でしたが、セミの抜け殻を取った子どもも虫捕りの子どもも、「たくさんとったー!!」と言って満足げ。セミの抜け殻は持って帰りましたが、バッタ類とカマキリは、「また会おうね。」と言って逃がして帰ってきました。