身近な虫になってみる

毎日虫になって遊んでいる子どもたち。今日は午前中の2時間ほど、虫になって遊び続けました。

(今日は暑さがあまりにも厳しいため、外遊びは中止して室内遊びのみにしました。)

ダンゴムシ(になった子ども)が土の中にいます。土の上には茶色い枯れ葉と緑のキャベツ。自分が園で飼っているダンゴムシがキャベツをよく食べるのです。

描いたり作ったりしてチョウチョのお花畑

カブトムシの好きな樹液の出る木

土に枯れ葉

お花畑にチューリップやクローバー、樹液の出る木も

熱心に描いたり作ったりしています。虫になって遊ぶのに必要なものを作っているのです。演劇の背景や大道具、小道具のようなものですね。虫になることが楽しくなるようです。

カブトムシがひっくり返って起き上がれなくなってしまいました。

帽子は角のつもり。

樹液の出る木で休んでいる虫たち。昼間の森の中や樹液の出る木等の設定をを子ども同士で確認しながら遊んでいるのです。

この後、虫たちは屋敷林の森へ食料を調達に出かけていました(ままごと道具や食べ物のおもちゃを持ってきて並べました)。

土の中にカブトムシの幼虫がいます。自分の好きなタイミングでサナギになって生まれます。

チョウチョがどこかに飛んでいきました。

屋敷林の森ではカブトムシがお相撲をとっています。真剣な力比べ。「転んだら負けね。」「線から出たら負けね。」等とルールも友達と決めて遊んでいました。

応援の声も上がり、戦いは白熱。勝負がつかず引き分け。

チョウチョはダンスを踊った後、お花畑で休憩中。「あまいね。」とか「すっぱーい!」とか言いながら蜜を吸うまねです。「すっぱいのは、暑い日に体にいいの。」とも。

室内が文理台公園の原っぱやあやめ池(の周辺)、屋敷林の森になりました。

友達と一緒に日々見たり触れたりしている虫になり、虫について知っていることや絵本で見た物語のひとコマを再現して、連日おもしろがっている子どもたちなのです。見ている保育者も楽しいですよ。おもしろいなあ、素敵だなあ、これはなんだろう等感じたことは発言しながら楽しんでいます。

ちなみに保育者は遊びを見ながら、子どもたちがなりきっている動きについて言葉にしてみたり(簡単な実況中継のようなもの)、作るといいなあと思うものをアドバイスしたり、あるといいなあと思ったものを提案してみたりしています。例えば、チョウチョの羽根は保育者の提案した風呂敷です。子どもが自分がしたいことが見つかったり、楽しんでいることがもっと楽しくなるようにと思っています。