残っていた「大きなカブ」の種を蒔いて作った、バッタの餌場です。バッタを捕まえたら餌場に連れていくことにしました。
ところが葉っぱの上にじっとはしていないので、また捕まえなくてはならないのです。箱をかぶせることになりました。
地面と箱の隙間を土で埋め始めました。4歳児なりに考えています。
「バッタのお仕事たのしいね。」と言う子どももいますし、朝に昼食後に進んで畑に行き、よく見たりバッタを捕まえたり、必要な場所に水やりしたり。だれかの考えたことに関心をもち、一緒にそれを実行し友達と共有することを毎日毎日積み重ねていくことにとても満足感がある様子。大人に課せられた畑仕事をしているのとはずいぶん違った経験になっていることと思います。
箱の中で発芽している「大きなカブ」にも水やりしているのです。
「バッタを飼ってるみたいだね。」と話す子どももいます。
確かに、バッタを退治しているというよりは、餌場を作ってそこを囲って放すのですから飼っているのと同じですね。
先週の木曜日、2歳児が自宅から連れてきたカマキリを逃がしたいというので、バッタの餌場に入れることにしました。子どもたちはカマキリがバッタを食べることを分かっているのです。
翌日、カマキリがバッタを食べるところを目撃!その後カマキリが2匹に増えました。
今週になり、カマキリが1匹死んでしまったり、雨でつぶれた段ボールを新しくしたり、バッタだけでなくアブラムシや成長したアオムシ、クモを発見したりと、観察と作業の「バッタの仕事」はまだまだ続いています。ムシはなんでも退治でなく、畑にいてよい虫がいることも分かってきた子どもたちです。
「バッタの仕事」のお陰でこんなに大きくなりました。
4歳児の刺激を受けて3歳児も「バッタ探ししなきゃ…。」と言って畑でバッタを捕まえるようになりました。