今週は、台風の影響で月曜日から雨が続きました。外遊びはあまりできませんでしたが、その分室内での遊びを十分楽しむことができました。その中のひとつをご紹介します。
昨年に引き続き、Hさんのご好意でまた電車をお借りすることができました。お声をかけていただいたので、月曜日に3歳児がご自宅に伺って借りてきました。子どもには高級なおもちゃです。保育者も慣れないので緊張して扱います。
早速、借りてきたものを出してみました。
まずはスイッチを順番に押してみます。
続いて保育者が線路を組み立て、電車を出しました。組み立てや電車を出してつなげることは保育者がやり、子どもはスイッチを押すだけです。
順にスイッチを押して電車を走らせます。
スイッチを押すと電車が走り出し、走っている電車のライトがつくと思わず拍手が出ました。
この日は、カーブで電車が度々横転してしまいました。電車が横転すると子どももひっくり返って大笑いでした。
さてさて、翌日火曜日。以前牛乳パックで作った電車で遊び出した子どもがいました。
すると別の子どもが「昨日みたいに丸い線路にすれば…。」と言い出し、早速保育者と子どもとで積木で線路を作りました。こんな感じです。
そして、電車も作ろう!ということになり、牛乳パックを保育者と一緒に加工して新幹線を作りました。
できた新幹線は、はやぶさとこまちが連結したもの、N700系、北陸新幹線等自分の知っている新幹線に見立てている様子の子どももいます。友達が作っているのを見て、同じようにガムテープを貼ることに夢中の子どももいました。
押入れをトンネルにしています。トンネルに入る時にはライトを付けるのだそうです。
水曜日には、またHさんにお借りした電車で遊びました。スピードを遅くすることでカーブでも横転せずに走るようになったので、長くつなげて走らせることもできました。子どもたちは電車や機関車が走る様子をよく見ていました。
木曜日、金曜日と電車作りは続きましたが、水曜日に走らせた機関車に似た車輪がついた機関車を作った子どもがいたり、ドクターイエローにしたいと言って牛乳パックに黄色いガムテープを一所懸命貼ったり、電車作りにこだわりが出てきた子どももいます。
子どもは、お借りした電車は好きなようには使うことはできませんが、自分で電車を作ることや自分の電車を動かすことは、自分の思うようにできます。お借りした電車で遊ぶことと自分で電車を作って遊ぶことは、楽しさが違うのです。お借りした電車が刺激になって、電車の遊びが盛り上がっています。