厳しい真夏の暑さの中… 

今週に入ってから日差しが強くなったぶん、暑さがこれまで以上に厳しく、火曜日以降は散歩・外遊びは控えていました。通常よりも室内での遊びの時間が長くなると、遊びの内容も変わり、今までとは違った子どもの姿も見えました。子どもの成長を感じると共に、一人一人の子どもの理解、そして2歳、3歳の発達段階をより深く理解する手掛かりになりました。

3歳児は「マクドナルド」「ドーナッツやさん」等連日お店屋さんごっこに精を出していました。だれか一人の強い思いで遊びが始まりますが、「一緒にやろう」と言って友達を誘ったり、時折子ども同士でああだこうだと話したりしながら一緒に遊んでいました。この頃は3歳児同士の仲間意識や、作ったものを壊されたくない思いのためか、2歳児がくると「だめ!」と言う姿が見られます。それから、いつもは2歳児が遊ぶことの多い電車のおもちゃを使って遊ぶことにしばし熱中!。変わった形の線路を共同で作りあげて満足げ。線路ができると同じ場所で個々の思いで電車を走らせたり線路を改造したり…。「これは・・・だから。」「あ、だめだめ。」等と思いを言うことで、個々に自分のしていることを守りながら一緒に遊んでいました。2歳児とは遊びの内容、そこで経験することが違うことを実感しました。

ドーナッツやさん

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「おにぎりみたいな線路ができた!」

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線路を2階建てにしたよ!電車を走らせることができます。(高架化させている線路のイメージでしょうか…)

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3人一緒に線路の改造開始!

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おにぎり2つがくっついた形に変身!!

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2歳児は、気が付けば、一人一つずつパズルをもってきて、パズルに挑戦! パーツを2つはめようとして早々とあきらめてパズルをしまってしまった子もいましたが、保育者に助けられながら何とか完成させたようです。一つずつパーツをはめていこうとする探究心や最後のひとつまでやり遂げる集中力には驚かされました。保育者の助けが必要なものの、大したものです。

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こちらはお絵かき。3歳児のおねえさんが描いているのを見て描き始めました。 とにかく手を動かして色が付いていくのが楽しい様子。いろいろな色を使っていました。

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こちらは、家族の顔を描いていました。足を描いたのは、この日が初めて! 専門用語では「頭足人(とうそくじん)」と言います。顔からいきなり足や手が出るこの段階を経て、体や首のある人の絵を描くようになるのです。頭から足が出るなんて、おかしいなあ…と思うかもしれませんが、これでよいのです。ずいぶんしっかりとした線を描くようになりました。

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