幼児園どんぐりころころは昨日から夏休み。8月いっぱいの夏休みです。
さて、夏休み初日の昨日、セミの羽化の観察会を行いました。
セミの抜け殻はたくさん見つかります。
そして、地面にはたくさんの穴。
夕方6時過ぎに、まず1匹発見。スイスイとスムーズにスズカケの木を登っていく幼虫。
30分ほど後、また1匹。抜け殻探しをしていると、抜け殻とは違った様子に気が付きました。
7時を過ぎた頃には、公園内で次々歩いている幼虫を発見することができました。
そして、7時半を過ぎた頃…。
セミが出てくる様子を見ていた子どもが、「セミがふたつになった!」と言いました。抜け殻になったものと生まれたセミとでふたつです。子どもらしい表現だと思いました。
親子観察会でしたが、大人が夢中になって幼虫を探したり、じっと静かに羽化の様子を見ていたりして、自然に神秘に魅了されているようでした。
私たち保育者は何度もいろいろな場所で、セミの羽化の観察をしていますが、何度見ていても、その都度新たな発見があります。今回は地面から出ようとしている幼虫と目が合った(?)ことをきっかけに、セミの穴について興味や疑問がわきました。
真夜中でなくとも、街中でも、セミの羽化の観察はできます。
今回は保育者たちは夕方6時前から観察をしていましたが、6時半以降は次々と幼虫が動いているのを見つけることができました。6時半ごろ枝につかまっていた幼虫は7時半には体のすべてが出た状態でした。
お住まいの近所の公園の大きな木の根元にセミの穴が複数見つかれば、羽化の観察が可能な場所かもしれません。ぜひ、挑戦してみてください。