道端や公園でダンゴムシを探して捕まえたり、畑でテントウムシやバナナムシ(通称)を見つけて喜んだり、カマキリの誕生を身近に見たりもして…、子どもたちは様々なムシを見て、知り、親しんでいます。
ところが、親しくなってはいけないムシも現れ始めました。
畑に行く途中、椿の木の横を通る時、そろそろ用心しなくてはならない時期だと椿の木の葉を注意深く見てみると、いました!やっぱり!! 1枚の葉っぱにびっしり毛虫がついていました。チャドクガの幼虫です。
子どもたちを慌てて、椿の木から離れるように誘導して通り過ぎてから、木から離れてさっさと通り過ぎた訳を話しました(私も経験したことがありますが、チャドクガに触れるとかぶれてひどい目に合います)。
別の日には、公園でヒメシロモンドクガだと思われる毛虫を見つけた子どもが、早速保育者に知らせにきました。保育者に知らせたことはとてもいいことだったことを伝えると共に、毒性のある毛虫であるかどうかはこの時点では不明でしたので、「何だか分からないものには触らない」ことを再確認しました。このムシは保育者がこっそりと始末しました。
更に同じ日、公園の水道にイモムシを発見。ヨトウガの幼虫ではないかと思いましたが、はっきりしなかったので触らないように話しました。このヨトウガの幼虫と思われるものについては、子ども同士で触ってはいけないことを伝え合っていました。
「何だか分からないものには触れない」ことが基本です。ムシに興味のある子どもの中には、見つけると何でもすぐに触る子どももいますので、十分に注意しなくてはなりませんね。
後で調べてみると、ヒメシロモンドクガは毒性が全くないわけではないようです(やはり、触ってはいけないですね)。また、イモムシの中にも毒性のあるものがあるようです。