3歳児、作っています!その2

先週に引き続き、4人の3歳児はそれぞれの思いで作ったり描いたりしています(月曜日は1日中ですが、他の曜日は2歳児がくるまでの20分ほどは、はさみを自由に使うことができます)。材料は引き続き新聞紙や上質紙。東京タワー、クモの巣、たこ焼き、蚊取り線香等3歳児なりに思いをもって作り始めることもあれば、はさみを使いたいだけ、テープで貼りたい、つなげたいだけで作り始めて、やっているうちに何かの形に見えてくることもあります。

はさみを使う時には「わにわにになるなよ。」なんて言いながら自分で気をつけて切っている子どももいます。「わにわにのおおけが(福音館書店)」という絵本で、わにわにははさみで自分の手を切ってしまうのです。

はさみを使う時には集中できる環境が必要。テーブルを使って各自のスペースを確保して正座して姿勢を正すよう教えています。はさみのもち方や使い方も一人一人に合わせて指導中。

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あらあら、こちらはずいぶん散らかしてますねえ…。この日は、保育者がケーキの土台を作ろうと思って用意した、段ボールを細長く切ったものを欲しがり、早速なにやら始まったのです。

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実は先ほどの写真は「綿あめ(と言っても、綿あめを作る道具)」を作っている途中。

同じ材料を使って下の写真は保育者と合作の「金魚すくい」。

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保育者のまねをして段ボールのわっかを作るといくつも並べたり、頭にはめたり、首輪やベルトにしたり等しながら遊ぶ、保育者の想像力をはるかにこえた子どもの想像力! ごちゃごちゃ、バラバラの状況の中で、思い浮かんだ「綿あめ」と「金魚すくい」でした。3歳児は自分のやり方で素材と十分にかかわることが大事です。自由に関わっている様子に合わせて保育者が的確な補助をしながら十分に関わらせます。ゆったり時間をかけて自由に工作ができるのは、どんぐりころころだからこそ(材料を広げて、自由に扱ってこれぐらいなら散らかしたって平気です)。発想豊かに作ることを楽しむことができるのです。

午後になると、セロテープで貼ってつなげて線路作りになりました。

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