西東京市の「下野谷遺跡」は今から4から5千年前の縄文時代中期の大集落で、国の史跡に指定させています。
今週、久しぶりに森林公園に遊びに行きました。固定遊具でしばし遊んだ後、5歳児が木の枝を火おこしのつもりでこすりつけたり、石を集めてカンカンコンコンと打ち付けたり、石を使って木の枝を地面に打ち付けたりして遊び出しました。以前から、森林公園に来るとこんなような遊びはしており、様子を見るたびに大昔の人と同じようなことをするものなのかなあ…DNAにあるのかなあ…と思っていました。今回は子ども自身も大昔の人を意識して遊んでいる様子です。
この遊びをしている子どもの中に「遺跡」について興味をもっている子どもがおり、その子どもの発言やしていることが他の子どもに影響を与えているようです。
雨が降ってきたら、葉っぱの屋根の下に入りるのだそうです。
すぐに雨はやみましたが、せっかく起こした火は雨で消えてしまったそうで、太陽の下で乾かしてまた、火おこしのまねをしていました。
仲間と一緒にその気になって遊びを楽しんでいます。
さて、10月8日に下野谷遺跡で「縄文の森の秋祭り」が行われます。
町なかにポスターで案内もあります。「弓矢」「縄文時代の人の服装」「アクセサリー作り」「どんぐりゲーム」等々もりだくさん。どんぐりころころの男の子は「弓矢」、女の子は「アクセサリー作り」に興味があるようです。
どんぐりころころの保育者は「どんぐりゲーム」のコーナーを担当します。
親子でぜひ、地域の文化財に触れてみてください。「遺跡」というと幼児にとって難しいのではないかと思われるかもしれませんが、「衣食住」と考えれば身近なことなので、幼児にもわかりやすいのではないかと思います。