今日は、こいのぼりを外遊びに連れていきました。そして、たけのこ公園で一緒に走ったり、こいのぼりのおなかの中に入ったりして(こいのぼりをトンネルにして中に入って)遊びました。
皆、こいのぼりを持って走りたいので、取り合いになり泣いた子どももいましたが、友達の様子(タイミング)を見計らってこいのぼりを手にしたり、友達と一緒に持ったり、自分のペース、自分のやり方でこいのぼりを持って走ることをどの子どもも楽しむことができました。
もめたからと言ってすぐには保育者の出番とはなりませんでした。取り合いで泣いた子どもは自分が手に入れようとがんばったけれども手に入れられなくて泣いたのです。がんばったからこその涙です。今までは取り合うようなことはしない子どもでした。泣いた後、ベンチに座っていましたが、少しすると保育者に「顔ふいた。」と言って(自分のリュックからハンカチを出して涙をふいたのでしょう、他の子どもも泣いた後は、よくハンカチで顔をふきます)、立ちあがって動き出し、こいのぼりを持って走ってうれしそうに声をあげていました。その後また、こいのぼりの取り合いになりましたが、今度はがんばる姿に余裕があり、必死にではなく、一旦手を離して別の場所を持っていた子どもがこいのぼりを持つ手を離したところを持って走りだしました。
保育者は直接関わりませんでしたが、見守っていました。子どもは見守られていることが分かっているように思います。だから「顔ふいた。」と言えた(それは「もう大丈夫だよ。」という意味だと思いました)、そして、気持ちを立て直してまた遊べたのではないでしょうか。