屋敷林での遊び

今週二度目の屋敷林です。

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前回の続きが始まりました。

こちらは、歯医者さんごっこです。

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木の切り株に貼りついたキノコや落ち葉を歯の汚れに見立てて、取り除いています。足元に落ちている木の枝や竹の輪切り等が、歯医者さんの道具になります。

「砂糖を食べすぎですね。」「これは肉だ。」とか、「マウスピースはだいじょうぶです。」「薬を用意するね。」等々思ったことを言い合いながら遊んでいます。

歯医者さん、歯の手入れは子どもにとって身近なことのようですね。

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草地ゾーンでは虫探しです。カマキリの卵を探したいと遊び出しましたが、最終的には今日もテントウムシ探しになりました。

日向にしゃがんでみると、テントウムシが見つかります。カラスノエンドウが自生した所ではたくさん見つかると分かったようです。何匹も見つけるうちに、幼虫と成虫の形がずいぶん違っていること、成虫でも色や模様に違いがあることに気が付いていました。

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つまんで捕まえるのですが、はじめはなかなかうまくいかない子どももおり、「あ、逃げられた。」「あ、飛んじゃいそう。あ、あ、。」「汁を出された。」等と悪戦苦闘しながらだんだん慣れていきました。

何匹も捕まえて帰ったテントウムシは、どんぐりころころのソラマメ畑に逃がしました。ソラマメにアブラムシがつき始めたので、テントウムシの力を借りて駆除しようと思います。

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屋敷林の自然の恵みが、子どもたちの遊びの素になっています。

私たち保育者は常に、子どもたちが遊びながらどんな経験をしているのかを見ています。大きな危険がない限り、だれかの迷惑にならない限り、子どもが自由にふるまえることを大事にしています。それが遊びだからです。そして、子どもたちが各々自由にふるまっていることで、新しい何かが始まります。それも遊びです。