石臼を使って「きなこ」を作りました。
節分の日に庭にまいた煎り豆が踏まれ、そこから「きなこのにおいがする!」となり、さらに「お豆はきなこでできてるのよ!」となったので、「きなこ」作りをすることにしたわけです。
まずは、保育者が石臼の使い方をやってみせます。子どもたちは早くやりたくて仕方ない様子でした。
順番にやり始めました。小さな穴に煎り豆を入れます。力を入れ過ぎてもいけないし、力がないと回らないし…。
数人やると、においがしたり、きなこが出てきたり。
できた「きなこ」は調味はせず、そのままをまず少し味見をしてみました。「おいしい!」「もっと食べたい!」と大喜びの子どもたち。香りもいいし、豆本来の甘味を感じることができます。
お弁当のご飯やおにぎりにかけて食べることにしました。えっ!?と思われる方もいらっしゃるでしょう…。私は子どもの頃、時々ご飯にきなこをかけて食べていました。祖母はよくやっていましたね。
子どもたちはご飯と一緒に食べる「きなこ」がすっかり気に入って、次々おかわりを催促して食べました。
せっかく石臼を出したこともあり、月曜日から3日間、3歳児はきなこを作ってはお昼に食べたのですが「きなこは、うまくてたまらなーい!」と話す子どももいましたね。
自分で手をかけて作ったということも、おいしさにつながっているのでしょうかね。
何度も作るうち、どこからどうやってきなこが出てくるのかとよく見たり、穴の中に入れた豆がつぶれてるのだろうと考え始めたりする子どもたちでした。
友達と丸いテーブルを囲んで、同じものを眺め話しながら順番を楽しみに待つ雰囲気もとてもいいものでした。