月曜日、火曜日、水曜日、そして木曜日、今週はしとしととした雨が降ったりやんだりする日が続きました。ということで、雨の散歩の様子です。夏の終わりを感じる発見あり、新たな発見あり、また雨だからこその発見もありで、雨の散歩もやっぱり楽しいものです。
水たまりがあれば足でバンバン水をとばしたり、思い切りジャンプしたり…
エノコログサの先だけ水の中に入れて、しゃぶしゃぶしたり…
地面で動かなくなっているセミを4,5匹見つけました。1匹はちょっと触ると動き、道路の方まで行ってしまい、みんなで車でひかれないか心配しましたが、最終的には飛んでいき高い木の葉にとまりました。「よかったねえ」とひと安心。
雨の日でもまだまだ元気に泣いているセミですが、だんだん静かになっていくのでしょうね。
地面のセミを見て、前の日に拾って大事にしまっていたセミの羽根をリュックから出して「(羽根が)同じだ!」と3歳児のTHくんが言いました。子どもたちは目の前にあるもの同士は「大きい」「小さい」等とよく比べるのですが、前日の経験を思い出して「比べる」THくんの姿に、「子どものものの見方・観察の仕方」の内容・質の変化を感じました。上の写真の右側の実は、4月以降はじめて出会ったものです(ヤマボウシの実です)。拾って大事に持っている子もいれば、そのうちに踏んづける子もいました(黄色い実が出てきましたよ)。それから、においを嗅ぎます。実によって、マンゴーのようなにおいもあれば、くさったようなちょっと嫌な感じのにおいのものもありました。
続いて右が桜の葉っぱ、左は桂の葉っぱです。この桂の葉っぱは雨にぬれると「綿あめ」のにおいがするのです。茶色い葉っぱがよくにおいます。3歳児の中には「うんうん…するする…」と保育者が言う「綿あめのにおい」を感じることができる子もいました。こんど、雨の日に茶色い桂の葉っぱのにおいを嗅いでみてください。桂の木はあらやしき公園北側の歩道に植えられています。ちなみに、ぬれた桜の葉っぱは桜餅のにおいを感じました。
ヤマボウシの実をパクリン(サルビアガラニチカ)に食べさせようとする子がいましたが、それを見た3歳児TWくんは「口が動かないから食べませんよ…」と言い、更に「この口は夜になると動くんだよきっと…」と想像の翼を広げていました。
歩道の植え込みの日々草が落ちているので拾わせてもらいました。袋にたくさん集める子もいれば、ポケットに入れたらこんなおしゃれな合羽スタイルになった子もいました。