幼児の体づくり

先日、ジャガイモの種イモを買いに北町のコメリまで行きました。新座市との境の辺りですからいつも遊びに行く公園よりもずっと遠いですね。

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でも、子どもたちはいつものように道草、寄り道をしながら、そして「ジャガイモの種買おうね。お店はどこ!」等と楽しみにしながら、平気で楽しく歩いて目的地まで到着しました。その後も、お店に並んだ果物の木の苗木や野菜の種を見て楽しむ子どもたちでした。店内で屋敷林でお世話になっているTさんにお会いして「こんな(遠い)とこまでくるの?」と驚いていらっしゃいました。

f:id:donkoro:20150209110405j:plain入園して1年も経つと、歩く足取りがかなりしっかりしたと感じることができます。

ただ歩いているだけでなく、段差に上がってバランスを取りながら歩いたり、ぴょんととび下りたり、でこぼこした所を歩くこともありますね。歩くだけでも足腰は鍛えられますが、それに様々な動きが加わるので、足元がしっかりしてくるのは当然です。歩くことは楽しいことだと分かっていることも、長距離、長時間を歩く原動力になっているのでしょう。

さてさて、朝日新聞に相次いで、子どもの体力に関する記事が掲載されました。

ひとつめは

2歳ごろからの幼児に様々な遊びを経験させる。そんなスポーツ教室が都内で開かれている。一つの競技に限定せず、基礎体力や運動能力を高めるのが狙いだ。…(続く)

今月12日付の朝日新聞の記事からの抜粋です。

ふたつめは

東京都教育委員会が体力向上に向けて、都内の小中高で具体的な取り組みができるよう動き出しているという内容の記事を掲載しています。東京オリンピックが開催される2020年までにピークだった昭和50年代の水準まで高めようとしているようです。

子ども、特に幼児の体作りは、そのために特別なことをさせるのではなく、日常生活の中で習慣づけることが大切だと思います。体作りだけでなく、幼児に関することは(知的なこともです)すべて日常生活の中で生活に必要なことを当たり前のこととして経験し、身につけ学んでいくことが肝要です。

2歳以降の子どもを対象としているのは新聞記事のようなスポーツ教室と同じですが、違っている点は、どんぐりころころは幼児教育施設なので、スポーツに関する能力を伸ばすことが目的なのでなく、子どもが一人の人間として、自分をつくっていくもとになるのが体をつくることであると考え、文部科学省の定める幼稚園教育要領に則って、遊びを通した総合的な指導をしている点です。

文部科学省は幼児期運動指針において(「幼児期運動指針」を見たい方はお知らせください)、幼児は毎日合計60分以上、様々な遊びをすることが大切としています。どんぐりころころでは、行き先によって1日の運動量に差はありますが、外で様々な遊びをしながら2時間は体を動かしています。

例えばある日交通公園に行った際には…

ゴーカートや自転車に乗ったり

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傾斜、アスファルト、芝生等様々な状態の場所の園内を歩く

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砂場にしばらくしゃがんで遊ぶこともしましたし、大きな機関車によじのぼったり周囲を行き来しながら遊ぶこと、滑り台やブランコ等の固定遊具でも遊びました。

 

そして、たけのこ公園に行く途中では…

必ず電車ごっこが始まります。モノレール、貨物列車、レッドアロー等好きな電車になりきって、段差に上ってバランスを取りながら進みます。

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 一度で終わることはまずなく、2回、3回と繰り返します。満2歳の子どもはまねっこして段差に上りますが、「こわい」と言ってすぐに下りてしまいました。

たけのこ公園に着くと、砂遊びや線路作り、竹藪にしゃがみこんで料理をしたり、ブランコや滑り台等の固定遊具で遊んだり、友達とおいかけっこする子どももいました。

中腰で歩くことやしゃがみこんで遊ぶことは、あまり動きがないように見えますが、立派な運動になっています。長いことしゃがむことができず、すぐに砂場にお尻をついて座り込んで遊ぶ子どももいます(様子を見てしゃがむように声をかけています)。

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 子どもたちは、毎日外に出て、自分のやりたいことや友達や保育者のまねをしながら体を動かしています。子どもは実にいろいろなことをします。それが子どもの日常生活です。安全、スペース、自然、友達や保育者等適した環境の中で、どんぐりころころの子どもたちは毎日体づくりをしています。