生活にまつわる仕事

おやつの時に出るゴミを集めたり、食事の時にテーブルを拭いたり、保育者のする仕事をやりたがる子どもがいます。

やりたい子どもにやってもらっています。

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やりたい子どもが複数いると、相談して、二人で一緒にやることになったり、どちらか一人がやってもう一人は翌日にやることになったりします。

友達と一緒に仕事をするのもうれしい様子です。

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どんぐりころころでの生活では、4歳児になると、庭のそうじや畑の草取りにも興味をもち、積極的に作業する子どももいます。収穫を終えたマメの弦を片づけながら去年は同じ場所にスイカを育てておいしく食べたことを思い出したり、畑の雑草と栽培中の葉っぱを見分けたり、きれいになったことがうれしかったりと仕事を楽しんでいる様子です。

幼児期は自分の生活を通して学び、身に着け、成長していく時期です。特別でない毎日の当たり前の生活の中で興味、好奇心をもち、行動し、考え、ものごとを自分なりにわかっていくのです。それが後に学習する時期になって正しいものごとの理解につながります。

仕事をすることが人の役に立つということが社会性の育ちにつながるということもあります。

子どもの仕事は大人がやるようにきちんとはいきません。それを覚悟の上で子どもが興味をもった仕事をどんどんやらせてください。その前に、毎日の暮らしが子どもに見えていますか? 買い物、料理、そうじに洗濯等、お母さんやお父さんがやる姿、子どもに見えていますか。