だれかが楽しげに走っているのを見ると、吸い込まれるようにその流れにのって走りだす。そのうちに2歳児RちゃんとAちゃんは、「おみずのも(お水飲もう)」と言って二人で水を飲みに行ったり、手をつないで走ったりするようになりました。
だれかが「カエルだよ。」と保育者にやって見せると、そばにいる子どもたちがみんな、カエルになって「ゲロゲロ」等と動き始めました。この間文理台公園で見たカエルの様です。
「先生、見ててね。」と言って、カエルになってピョンピョン跳んで遠くまで行って戻ってきました。
ブランコのような黄色いボール。自力で乗れるようになる子どもが増えてきました。
ブランコも一人でこげる子どもが刺激になったようで、3歳児は「先生、押して~」と言うことが少なくなり、どうにか自分でブランコを動かそうとしています。こげる子どもたちが「こうするんだよ。」とやってみせたり、「そうじゃないよねえ。」とちょっと自慢げに話したりする姿も刺激になっているのでしょう。「こうやると動くよ。」等と言って、やっているうちにブランコが動く時の感覚を感じるようになっていく様子も見られます。
鉄棒にぶら下がることもこの頃よくします。どの子どもも、繰り返すうちに足が高くあがるようになっていきます。
体がよく動くのは、単に体が元気だからということだけでなく、気持ちも活発だからです。そして、友達がいるからです。友達を見て、あんなふうにやってみたいと思ったり、楽しそうだなと思ったり。すぐにはできないことは根気も必要でしょう。保育者が体を動かすことのきっかけや支えになることも少なくありません。