冬休み明けの初日、友達と久しぶりに会った子どもたちはうれしそうにおしゃべりしたり、思い思いに庭や畑で動き始めました。
キャベツの葉っぱが凍っていました。
葉っぱについた水滴も凍っていてきれいだと喜んでいました。
育てている自分のダイコンを次々抜いては洗う子ども、掃き掃除を始める子どももいました。※1
カメのノンちゃんとさいとうさんも元気?です。冬眠させていません。あまり動きませんね。※2
5歳児は、昼食が済むと早速コマ回し。「18回も休みすぎちゃった(冬休みのこと)から、早く、ひもごま(投げごまのこと)やりたかったんだあ。」と話していました。
それから、どんぐりころころの前の道路にゴミが落ちていて気になったので、園周辺や道端のゴミ拾いをしました。※3
※1…自分の割り当ての畝をきれいにして次の種まきをしようと考えた子どもは、種箱の
中の種袋を出して保育者と一緒に種まきの時期を確認し、今種まきできる種はひと
つもないと分かると、「種やさんに行って、種を見たい。」と言い出しました。他の
子どもたちとも相談し、今日は「コメリ」に種を見に行くことになったのでした。
結局、2月になったら種まきできるトマトや、保育者は想定していましたが、子ども
が見ていて欲しくなった花の種にジャガイモの種イモを買って、(近くの公園で少し遊
んで)帰ってきました。春の畑の作付け計画がほぼ決まりました。
※2…冬休みに行った動物園ではカメは冬眠していたのに、どうしてノンちゃんとさいと
うさんは冬眠しないのかと子どもに尋ねられました。保育者は以前冬眠させたカメが
そのまま起きることがなかった経験をしているため、自信がないのです。うまく冬眠
させることができないと子どもに話すと、「たまごもね…。」と子どもに言われ、せ
っかく生んだ卵を2年続けてうまく孵すことができなかったことに話が発展しまし
た。3、4歳児4人が今度は生んだ卵をカメが壊さないように、見張りをしようと言い
出し、そのためには園に泊まらなくてはならないから二人ずつ交代で泊まろうとジャ
ンケンで分担までしてしまいました。今年こそカメの卵を孵したいと思います。
※3…どんぐりころころでは、以前から親子で自宅と園の行き帰りや公園での遊びの際
に、ゴミ拾いをしています。保護者が積極的にゴミ拾いをしてくれているのです。
なかなか公園も道端もゴミがなくなりません。3学期はゴミに関連することで子ども
ができることを積極的にやっていきたいと思います。
3学期初日にして、子ども一人一人の願いや思い付き、疑問等が言葉や行動に表れ、明日からの保育、来年度の教育内容にもつながっていくヒントを得られた一日でした。保育者が一方的に与える教育ではなく、子どもたちとのやりとりから生まれる活動や日常生活を通した教育が展開していけそうで、わたしたち保育者もとても楽しみです。