文理台公園の砂場にたくさん砂が入って以来、子どもたちは砂場で遊ぶことが多くなりました。新しい砂がふかふかでたくさんなので、裸足になる子どももいます。思わず遊びたくなる砂場になったのです。子どもにとって、環境って大事なのです。
山を作って、トンネルを掘って、最終的には道をつなげて水を流しました。
子どもに任せておくと、山は小さいまま。保育者も傍で山を作りながら、子どもを刺激していきました。隣同士で山の大きさを意識しながら、だんだん大きな山になっていきました。
トンネルを掘るのも簡単ではありません。子どもは斜め下へ斜め下へと掘っていきます。なかなかトンネルができません。砂場に腹ばいになってみることを助言してみましたが、地面に対して水平に掘るためには、体幹や腕、脚、頭も山や地面に合わせてバラバラに使っているというか…。とにかく、どんぐりころころの子どもたちにはたいへんな作業のようです。経験するうちに、だんだん体が自然にトンネルを掘るのにふさわしい動きになっていくのだろうと思いますが…。
水もたくさん必要なので、バケツに満タンに汲んでこぼさないように気を付けて運んできます。または何往復もして水を運びます。
そして、水を流したかと思ったら、うまく水が流れずに、道を掘りなおすのでした。トンネルの中に傾斜ができているようだったり、どこかしらに不具合があるのです。
「坂になっているとだめなんだ」と話す子ども、「あそこを…」と言いながら、道を手直しする子どももいます。
なかなかうまくいかない遊びなのですが、保育者はまだまだやりたい遊びです。子どもにとってはどうなのでしょうかね。ワイワイと遊んでいる雰囲気や友達と一緒に遊んでいるのが楽しい子どももいるでしょうね。とにかくやりたいことなのであれば、腕力も脚力も使うことは何ともないでしょうが。どう掘ったらトンネルがつながるのか、水がうまく流れるのか…等等考えて自分で試すことのおもしろさを感じている子どももいるでしょうか。
最後は、作った山を大胆に踏んで壊したい子どももいれば、壊したくない子どももいました。