まずはじめに、公園に来る途中見たことのまね。保育園の庭で、チームに分かれて、チームごとにひとつのわっかを順番に交代で持って走ること。リレーですね。少し前に公園でも別の保育園の子どもたちがしているのを見たことがあります。わっか(幼児用にのリングバトン)がないので、スズカケの大きな落ち葉や雑草で作ったわっかを使いました。
次に、砂場で団子を作ろうと言ったのですが、雨上がりでいい具合の泥、土になっていたので、それを使って団子作りを始めました。
ただの団子ではなく、落ち葉でくるんだり、落ち葉を皿のようにして団子を乗せたり。
自分の作品に「ファイヤー」とか「大地の団子」という名前をつけた子どももいます。
こちらは、陶芸のようにコップを作り始めたました。
泥遊びの子どもたちは、そのうち自分の作ったものを並べて「いらっしゃいませー!」と売り始め、最終的には値引きセールをして売り切ろうとしていました。「最高級品」と宣伝したり、店にくると無料でおいしいごはんを食べさせたりする子どもも。
公園にある草花で小さなブーケをいくつも作った子どもいます。
泥の団子ではなく、木の幹にたくさん付いている苔をはがして団子にしたもの。苔玉ですよね。そうとは思わないでやっているのです。
3歳児はお店を始めました。
落ち葉や雑草を集めてきて並べます。「いらっしゃいませー。」と大きな声を出してアピール。
こちらのお店はお留守のようなので、「すいませーん。」と呼ぶと
すぐに「はーい!」とお店の人が出てきました。
泥団子や花束を作っていた子どもたちの中には、3歳組のお店で材料を仕入れていた子どももいたようでした。
大勢から離れた場所では、見つけて拾った木の皮や枝。
大きさや重さを感じたり、枝は振り回すと音がすることをおもしろがったりしていました。
毎日同じようなことをして遊んでいても、毎日今日しかできない遊びなのです。
場所は同じでも、地面の状態、落ちているもの、咲いている花や草も違っています。リレーにしても、滑って転んだり手渡すものをうまく渡せなかったり、偶然起こったことで結果とその過程が変わってしまいます。
そして何より、毎日の遊びの積み重ねにより子どもがすること、考えることが変わってきますからね。