年に一度の体験~サツマイモ掘り~

Tさんのお宅でサツマイモ掘りをさせていただきました。

まずはごあいさつをして、Tさんからのお話を聞きます。集中してよく聞いていました。

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伸び伸びと伸びているサツマイモの蔓を見て、どんぐりころころの畑で育てていたカボチャの蔓のようだと話していると、スイカの蔓もこんなだったと思い出した子どもがいました。

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荷物を置いて、水も飲んで、Tさんに言われて通り、まずは蔓を引っ張り始めた子どもたち。

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株元を掘ります。素手で掘ることになんの抵抗もなく掘っていく子どもたちでした。

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蔓を引っ張って取り除いては掘ることの繰り返し。

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5歳組の子どもたちは芋を掘り出すのが早いこと。引っ張ったり掘ったりするスピードが速いのですね。

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土がかたいので1個掘り出すのにも労力がいります。掘り出すまで途中でやめずにがんばる子どもたちでした。

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蔓は全くなくなり株は全て掘りつくしたのではないかと思われましたが、まだあるのではないかと掘り続ける子どももいました。

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(写真ではまだ途中ですが)このかごいっぱいに掘れました。

さて、全部掘り終えて…。

今回の持ち帰りは一人1個です。不思議と、自分が掘った分だけ全部持って帰りたいと言う子どもはいなかったですね。子どもってそんなものでしょうか。芋を手に入れるというよりは、芋を掘り出すこと、自分でがんばること、友達と一緒にすることが目標であり、楽しさでありということでしょうか。そういえば、お母さんがお芋を楽しみに待っているからがんばるのだと言っていた子どもがいました。

真剣に一つの芋を選び、自分が選んだ芋を満足そうに眺めたり「早くお母さんに見せたいなあ。」と話したり。

より大きなものを選ぼうとする子どもが多かったです。

 

Tさんに、すぐに食べずに新聞にくるんでおいておくとよいことを教わり、みんな大満足で帰ってきました(ちなみに、サツマイモ掘りの後はたけのこ公園に寄り、たっぷり遊んで帰ってきました)。

この日の4,5歳組の帰りの会では、サツマイモ掘りについて子どもたちに話してもらいました。

・いっぱい掘れて楽しかった。

・ほんとにお芋があるのか掘りながらドキドキした。

・サツマイモ掘りは好き。引っ張ったり掘ったりするのはたいへんだけど楽しい。

・友達がたいへんそうで掘るのを手伝ったら、友達が喜んでいてうれしくなった。

・サツマイモを掘ることができたからうれしかった。

・今日掘ってきたサツマイモはお母さんに天ぷらにしてもらいたい。

・サツマイモが大好き。

・いっぱい掘れてよかった。

・たいへんだったけどがんばった。

等々 自分の言葉で話した子どもたちでした。

 

 今回のサツマイモ掘りは収穫だけの体験でしたが、作物を育てることは適した時期に種を蒔き、世話をし、これまた適した時に収穫するという、年に一度の体験です。それだけ考えても貴重です。そして、農作業というのは体力、気力、根気がないとやり遂げることはできないだろうと思います。子どもたちにはサツマイモがたくさん掘れたことと合わせて、蔓がいっぱいの畑がきれいになったことの気分のよさ、満足感があったのではないかと思います。

Tさんには、いつも貴重な体験をさせていただきありがとうございます。