2月の中旬から屋敷林に行くたびに椿の花を拾い集めていました。
集めた花を花びらと中心部分に分けていると、中心部分がずいぶんベタベタしていることに気が付きました。「蜜がある!」と透明の液体があるのが見て分かった子どももいます。それは糸を引くほどです。ベタベタのところには枯れ葉がくっついていたりもします。「納豆みたいだね。」「糊みたいだね。」と話しました。
別の日に、初めて椿の花の分解をした子どもが「うわー、ベタベタだ~!」とその感触に思わず声を上げました。何個か続けて花を分解すると「こんなになった!」と指先が花粉で黄色くなっていることに気づく子どもも。
鳥さんがくるかもしれないと言って、蜜がついている部分を集めておき、鳥がくるのを待つ子どもたちもいました。
以前から、ヒヨドリがよく椿の花を突いているのを見ていたのですが、「蜜を飲んでたんだね。」「きっとそうだよね。」と子どもも保育者も納得することができました。
以前からよく落ちている椿の花を拾い集めたり、それを並べたりして遊んでいたのですが、蜜がたくさんあること、それがとてもベタベタすること、黄色い粉がたくさんついていることには気が付いていませんでした。花を分解したことで分かったことです。