2017年は酉年ですので…

今日から3学期が始まりました。3学期は1年の教育活動の最終の期間。「1年のまとめ」ともよく言うのですが、2学期末の子どもたちの姿から考えると、子どもたちが楽しみにしている一つ上の学年に向かって、前向きに伸びていく期間と言った方がふさわしいように感じます。そして、新しい年の始まり。新しい年、私が個人的にまず思ったことは…。

毎日子どもたちと一緒に親しんでいる「保谷の自然」なのですが、酉年にちなんで「鳥」と仲良くなりたいなと思っています。冬は様々な鳥が見られる時期ですので、早速行動を起こしたいと思います。

畑に置いた鳥の餌台。これは2学期に作って柿の実等置いていたのですが、今日はこんなかわいいのが来て梨の芯を食べていました。

写真中央辺りに映っているのですが、分かるでしょうか…。メジロという鳥です。目の周りが白いのです。

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子どもと私が見ていたのですが、飛んでいかずしばらく食べ続けていました。

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この餌台と餌台のそばの木に頻繁にくるのは、ヒヨドリムクドリですね。その2種類はメジロより大きいので道端で子どもが見つけることもあります。

p>子どもたちには、家庭でリンゴを食べたら皮や芯の部分をもらってくるように話してあります。えさを置いて色々な鳥を呼びたいと思います。保育者個人としては鳥の名前を覚えて、区別がつくようになりたいと思っていますが、子どもたちには、身近で鳥を見ることを通して、鳥に親しみをもっくて欲しいと思います。親しみをもって見るうちに、いろいろな鳥がいる、それぞれの鳥に違いがある…と気づくかもしれませんね。そのうちに名前にも関心が向くでしょう。

さて、鳥の名前と言えばこんなことがありました。

12月です。東伏見公園へ向かって歩いている道端の木に鳥を発見した4歳児Aくん。「キツツキだ!」と。保育者「キツツキは木をつつくんだよね。コンコンコンって。あの鳥は花をつついてるよ。」子どもたち「………。」しばし鳥の様子を見て花をつついていることを確認(実際にはヒヨドリがツバキかサザンカの花を突いていました)。4歳児Bくん「じゃ、ハナツキだ!」保育者「あー、ハナツキか。」4歳児Cちゃん「ハナツキはいないのよ!」保育者「そうなの?」Cちゃん「だって鳥の図鑑に書いてなかっすた。」保育者「わからないよ、いるかもしれないじゃない…。」そんなやりとりの数日後。公園へ歩いている時「あ、ミツツキ!」と4歳児Aくん。何のことだろう???と保育者はAくんの視線の方を見ると、木に鳥がとまっていました。その木には何か実があります。ははーん。この間のキツツキ、ハナツキの続きですね。

(鳥に限ったことではないのですが)正確な名前等の知識や情報だけでなく、実際の体験を第一に鳥に親しみをもてるとよいですね。