お母さんみたいだね

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何をしているか分かりますか?

手にしているのはレジ袋。水たまりの中で手でぐしゃぐしゃにしたり、水を絞ったりしていたのです。

保育者が「お洗濯みたいだね。」と言うと、なんだかその気になった様子でにっこり笑って、水の中でもむようにしたり、水を絞ったりすることを繰り返します。ひと段落ついたようだったので、「お洗濯終わった?」「干す?」と保育者が話すと、洗濯物をもって移動しました。

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干したので終了かと思いきや、わざと洗濯物を落としてにこにこ笑って、また水たまりへ。お洗濯がまた始まりました。

それを見ていた子どもがまねをしてお洗濯を始めました。

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お母さんがしていることを子どもはよく見ているのだなあと思います。洗濯物を干したり、取り込んだり畳んだり。そうじや料理、食事の片づけ等など。

なぜなら、遊びの中で子どもはそれをしていますから…。子どもは大人のすることを見て生活に必要なことを学んでいます。そして、大人と同じようにやってみたいものです。各ご家庭は、生活が見えるような暮らしになっているでしょうか。便利な電化製品があり、食事に関しても加工されたものが何でもある今は、生活に手をかけることが少なくなったのではないでしょうか。便利で合理的な暮らしは、子どもに生活が見えにくいということです。買い物に出かけたら買ったものを持ち歩く、取り込んだ洗濯物を運ぶ、泥んこになった洋服や靴をお母さんと一緒に手洗いする等、子どもができることは子どもにどんどんにさせて、子どもが体を通して、生活する、暮らすということが分かるようになるとよいと思います。それが子どもの自立につながっていくと思います。

同時に、体を動かすので体力づくりにもなるのです。