9月になってから、大きなクモの巣をよく見るようになりました。たいてい、真ん中に大きなクモが陣取っています。「ここにもある!」「こっちもクモいる!!」等と毎日のように見ていましたが、昨日は子どもたちがこんなことを始めました。
クモの巣に落ち葉をくっつけるのです。(そう言えば、以前、道端の側溝に入って遊んでいる際、足元のクモの巣に葉っぱがくっついているのを発見し、落ち葉を拾ってくっつけて遊び出した子どもがいたことを思い出しました。)
友達がしていることに注目。すると、その後、それぞれに同じようにやってみます。
どの子どもも気持ちを集中させて慎重な様子です。
くっつくとうれしそう。
自分はクモの巣が苦手なのだと言い、手に葉っぱを持っているもののなかなかクモの巣に近づくことができない子どももいました。すると、友達が「大丈夫だから、やってみなよ。」と言ってみたり「ほら、大丈夫でしょ。」とやってみせたりします。そんなやりとりを何度もした後、ついにクモの巣に葉っぱをくっつけることができたのです。まだ3歳の子ども同士のやりとりですが、友達の様子からその気持ちを汲んだり、励まそうとしたり、友達の言葉を信じて挑戦したり、子どもにとっての友達の存在ってすごいものです。
2歳児も3歳児のまねをして真剣にクモの巣に向かっていきます。道端のオシロイバナをくっつけています。
4つもくっつけることができました。「せんたくものだよ。」と話していました。なるほど!
こちらは、クモの巣にたくさん、様々なものがくっついたのを見て「クモさん喜んでるよ。」と満足げでした。
そして、今日は雨の中屋敷林へ。ここにもクモの巣がいっぱい!
「洗濯物干そう。」と言って保育者が落ち葉をくっつけると、まねを始める子どももいました。すると突然、クモがブルブルブルという感じで動き出したのです。「クモさん怒っちゃったのかな?やめてくれ、洗濯物なんかいらなーい!って言ってるのかも…。」と保育者が話すと、聞いていた子どもは納得した様子で、こんどは「だれだ、洗濯物干したのは~?」「洗濯物はいらなーい!」等と言い、クモになりきることを喜び始めました。
クモさん、連日お騒がせしております。ご迷惑になっていなければいいのですが…。