常盤木落葉

「ときわぎおちば」と読みます(夏の季語だそうです)。
秋の紅葉とは異なり、新緑の頃の衆目を集めずに人知れず散る、常緑樹の落ち葉を表す言葉なのだそうです。
子どもたちは、4月下旬~5月初め、春の落ち葉を楽しみました。人知れず散るはずの落ち葉が、風の乗って、頭上からわーっと降ってくるところに出会った日もありました。その光景、音はとても印象的でした。記録ノートを見てみると、昨年、一昨年はやはり、「春の落ち葉」には出会っていませんので、とても貴重な体験だったのかもしれません。
今回私たちが出会った「春の落ち葉」は、新しい葉が揃う時期に徐々に落葉したもののようです。あの大きな樫の木は落とすべき葉を落としてしまったのか、今日は、新しい落ち葉はほとんど見られませんでした。
目的地や歩く道が違っていると、出会うことのなかった「春の落ち葉」。私たち保育者にとっても、とてもとても貴重な体験でした。