遊び

 改めてお話しますが、遊びは子どもが生みだすものです。でも、「今日は、どんな遊びを生み出そうか!」と思っているわけではありません。子どもの好奇心、行動の結果が、そして、何気なくやったことの結果が、遊びなのです。

 今日も塀沿いに歩いていると、立ち止り、道端の小石を拾うと塀のちょっとの出っ張りに石を並べ始めたKAちゃん。それを見て同じようにするRくん。置く時にそっと慎重に置かないと、石はおっこちます。そこで加減をするようになります。KAちゃんもRちゃんも、石を拾ったり、並べようとして落としたり、何度も置き直したりします。なかなかの集中力!!。わざわざたいへんなことをしているようにも思えますが、やめません。次々並べ、どんどん石が並んでいくのはうれしい様子です。いつしか「石やさんです。お待たせしました。いかがですか?」とお店屋さんのつもりになっていたKAちゃん。保育者相手に石を品物にして売り買いのまねっこをしました。Rくんはというと、塀の壊れた部分に、拾った石をパズルのようにはめようとしています。なかなかうまくはまりませんが、どうにか2,3個はめることができました。

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子どもの遊びは実に様々です。今回ご紹介した遊びは、手先を使った細かい作業をし、集中し、石の形や大きさを見、お店屋さんになりきって、お客さんと言葉や身振りを交わしながら売り買いのまねをして…そんな遊びでした。