1本の花から感じたこと、改めて考えたこと…

季節の花、コスモスにケイトウ。コスモスは畑に咲いているものを切り花にしました。そして、何とも言えない色合いのきれいな、ケイトウの花は、2歳児Shくんが昨日登園した時に持っていたものです。

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Shくん、登園途中にあるお宅に咲いていたケイトウの花を「おもしろいねえ。」「モコモコしてるねえ。」と言いながら、お母さんと見ていたのだそうです。すると、このお宅の方がShくんにくださったとのこと。

何だかいろいろな意味でうれしくなる出来事です。

Shくんがケイトウの花に目を止めたこと、Shくんがお母さんと一緒にケイトウの花を眺め、感じたことを分かち合ったこと、地域に自宅で花を育てるご家庭があること、子どもが自宅の花を見ているのを暖かく受け入れてくださる方がいること、大事に育てた花を分けてくださる地域の方のお気持ち、保谷駅周辺は豊かな自然があり豊かな心を持つ方が暮らす地域であること…。

そして、これは地域を歩いていればこその出来事なのです。子どもが自転車やベビーカーに乗っていたのではできないことなのです。些細な出来事と思うかもしれません。実際に小さな出来事ですが、それが積み重なることで、結果(ずいぶん先のことにはなるでしょうが、長い年月繰り返し、積み重ねることで)、子どもには、感性、知性、社会性、体力も育つ、そして、その子らしさも見えてくるでしょう。子どもが心身ともに健全に育つには、日々の小さなことの、繰り返し、積み重ねが必要なのです。

それにしても、コスモスのピンクとケイトウのオレンジが一緒になっている姿、色合い、いいですねえ…。私の好きな感じです。