マメのお話

~食べるマメ編~

そろそろおしまいかなあと思いますが、畑にはサヤエンドウとスナックエンドウが実っており、3歳児が収穫してはお土産にして各家庭で食べてもらっています。お弁当のおかずに持ってくる子もいますよ。

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マメの取り方がずいぶん上手になりました。先週は毎日のように取りましたからね。

それでも、緑色の葉っぱの中にぶらさがっている緑色のマメを探し出すのはそう簡単ではないようです。しかも、保育者が「こっち(スナックエンドウ)はふくらんでるのを取ってね。」とか「あ、そっち(サヤエンドウ)は、ぺったんこでもいいよ。」なんて言うもので、ますますたいへんかもしれません。

そして、今日はにおいをかいでいました。強くは感じませんが、確かににおいがします。

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~遊ぶマメ編~

先週の木曜日、畑からの帰り道、たくさんのマメを見つけました。畑で取っているマメよりもずっと小さいです。カラスノエンドウと言いますが、子どもたちにはこの名前は教えていません。子どもたちは「マメ」とか「黒豆」と言って親しんでいます。

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緑色のさやは熟すと黒くなります。さやを開けるのにはじめはずいぶん苦労していましたが、どうにか自分なりの方法で開けられるようになっていきました。つめを使ったり、さやを折り曲げて半分にしたり…。

いくつもいくつもさやを開けてはマメを出して黙々とカップの中に集め…。

黒い豆は「納豆だ」なんて言って納豆やさんが始まったり、納豆ご飯作りをしたり、そして友達とたくさん集めたマメを分け合ったりする様子もありました。

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先週から今日と、子どものリクエストで3日間続けて遊びました。

そうそう、2日目、前日したように黒いマメを取ろうと触れた途端、「パチン!」と言ってさやが開き、マメが飛び出しました。これがほんとうにおもしろいのです。前の日にはまったくそんなことはなかったのです。続けて遊びにいったことで体験できたことでした。

私は、そのことを純粋におもしろいと感じると共に、マメが自力ではじけ飛び子孫を残すということに、自然の不思議さを感じずにはいられませんでした。

マメを取って遊んでいる合間に、テントウムシやシャクトリムシを眺めたりもしましたよ。

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3日間続けて遊ぶことで、様々な発見もありましたが、子どもは何度も何度も同じことをして遊んでいました。子どもにとっては繰り返すことに大きな意味があるのです。

(遊びながらの子どもの発見には「発言」がつきものです。何かの機会に子どもの「発言」についてもお伝えしたいと思います。)