公園でたっぷり遊んだ帰り道、生垣に向かって何をしているのかと言うと、実を摘んでいるのです。
イヌツゲの実です。
「大きいのがある!」「これ小さいよ」「こっちにいいのがあるよ!!」「いっぱいあるー」等と声が聞こえると、声の主の方に移動しながら摘んでいました。
いつまでも摘んでいたい様子で、おしまいにするのがたいへんでした。
ただひたすら真剣に摘む子どもたち。食べるためでも(イヌツゲは食べられません)、何かに利用するためでもない、摘んで袋やポケットに入れること、それがしたいだけなのです。「ほら~」と実がたくさん入った袋を満足げに保育者に見せる子もいました。
茂った葉っぱの中から小さな実を見つけること、大小やつやのあるきれいな実をたくさんの実の中から見分けること、指先を使うことなど、小さな実を摘みとる時には集中していることもよく分かりました。