キンモクセイの季節

町中がキンモクセイの香りになったのは、先週でしょうか。「風のにおいだ」とか「あまいにおいだ」等と子どもたちは話していました。

そして、昨日の散歩の途中、突然鮮やかなオレンジ色が目に飛び込んできました。地面いっぱいのキンモクセイの花。よく通っている道ですが、このオレンジ色が見えない時、そして、香りを感じない時には、キンモクセイの木があることは意識しませんね。

こどもたちは早速、オレンジ色に向かって駆けて行き、キンモクセイの花に触れて「ふわふわ」と言ったり、砂遊び用にいつも持参しているカップに花を集めたりして遊びだしました。

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そして、今日。昨日とは別の場所、たいていの日は通過してしまう小さな公園ですが、通り過ぎようとすると、またあのオレンジ色が目に入ってきて…。

子どもたちは当然のように駆けていき、キンモクセイの花を集め始めました。リュックをおろして遊んでいくことに。

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「ここから落ちたんだあ…」と頭上に咲いている花を見つめたり、クモの巣にひっかかってぶらぶら揺れているキンモクセイを見つけたり、

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黙々とただ集めることに集中したり…。

集めたキンモクセイの花は、集めて満足しておしまいの子もいれば、大事に家まで持って帰った子もいますし、公園の砂遊びのごちそう作りに使った子もいました。

 

昨日といい今日といい、いつもと違った様子に気がついて、そして、あの鮮やかな色に心動かされて、思わず遊びだす子どもたちの感性、観察力、行動力ってすごいなあと思います。毎日外を歩いて、自然と関わっていると磨かれる力だとつくづく思います。