1個めは自然に割れてしまい残念なことになり、2個めはスイカ割りはしないで食べ、3個めに収穫したこのスイカで、ついに「スイカ割り」をしました。
まあまあ大きくなりました。
それなりに重たいのです。
落とさないように気を付けて、順番に持たせてもらいました。
さあ、いよいよ棒を手にスイカ割です。順番に並んで、一人ずつ挑戦。
やりたがる子どもが多かったのですが、できないからと尻込みする子どももいました。
わざわざ見えない状態にすることに不安や難しさを感じるのでしょうか。みんなだってできるかどうかわからないのだから…と声をかけるとやる気になったり、食べたいならやろうという言葉でやる気になったり。
「まえ まえ まえ」「右 右」「ストップ」などと声をかけながら、かなりのにぎやかさでした。
どうにかこうにかひびが入り、スイカを育てたYくんが手で半分に割り、あとは包丁で切って食べることにしました。
収獲が少し早かったので、種はまだ白かったです。実も赤味が薄くて、ピンク色で変なスイカだと思った子どももいました。もう少し待って収穫すればもっと甘かったなあと思いましたが、甘味は十分に感じられ、みずみずしく、おいしくいただきました。
子どもたちと、庭に向かってスイカの種飛ばしも楽しみました。
スイカの収穫完了で、春夏の栽培はほとんど終了(カボチャとネギ、トマトが残っていますが)。
4、5歳児が各々育てたいものを育てました。収穫したものを自宅に持って帰ったり友達ふるまったり、好きな料理にしてもらってみんなで食べたり。今年は全て種から育てたので、例年よりも収穫量が少ないということもありましたが、それは大人のみが気にすることのようです。育てた子どもにとっては「自分で種まきをして、自分の野菜として世話をして収穫して食べられた」事実があるだけ。その事実、経験が大事なのだと理解しました。栽培の経験を積んでいくと、もっと大きくとか、もっとたくさんとか目標をもつようになるのだろうと思います。