ことりのうち

冬は鳥の観察に適しているので、保育者も意識して、畑の餌場に食べ物を置いたり、鳥を見つければ子どもに発信して見る機会にしたりしています。

さて、先日3歳組の子どもたちが図書館から借りてきた絵本に「ことりのうち(さとうわきこ さく・え 福音館書店)」がありました。読んだ次の日のこと。

4歳組の子どもがスズメを庭に呼びたいと言い出しました。どうしたらスズメを呼べるかを4、5組の子どもたちと話してみると、様々な考えが出てきました。それを踏まえて、本でスズメの好む食べ物を調べたり、鳥の家を作る材料を集めたりして早速やっ

てみました。

お菓子の空き箱で作った子ども、段ボールを選んだ子どももいます。ざるやかごも用意してみました。外遊びの最中に枯れ草を集めてきた子どももいましたね。

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庭にも鳥の家を作るのにいいものは何かないかと探していました。

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スズメが好きなものはパンくず、米、アワ・ヒエとありました。お弁当のごはんやパンをほんの少し、乾かしている子どももいます。今のところ、今日用意できるものを自分の作った鳥の家に置いています。家庭から持ち寄ったリンゴの皮、以前畑で収穫して保存していた落花生、ミカン。

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4人の子どもが「ことりのうち」を作り始めたのですが、来週も継続する活動なので、どうなるのか楽しみです。当初の願い通り、スズメを呼ぶことはできるでしょうか。子どもの思いに応じて、また、子どもの思いや考えを引き出すために保育者はどうかかわることができるでしょう。