始末よく

子どもの遊びも始末よくいきたいものです。

例えば、

子どもの発達の時期にもよりますが、

・興味をもってやり出したら、満足、納得するまで集中して繰り返す 

・(パズルのようなものは)途中でやめず最後までやり遂げる

・使ったものは片づける 

等等、どんぐりころころでは、子どもの遊びを「始末よく」の視点からも考え、理解するようにしています。

さて、今週はじめの月曜日、4,5歳児は作ったものの解体や工作の材料の整理整頓を行いました。

こちらは、様々ある空き容器等を入れ物の箱に丁寧におさめていきました。大きいものと小さいものに大別しました。

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同じ形は重ねたり、入れる向きを考えたり、ずいぶん上手に整理整頓することができるようになってきました。

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こちらは共同制作の大きな車を解体しています。大まかな仕事は、段ボールからガムテープ等をはがし、紙ごみ(リサイクル)と不燃ごみ、プラスチックごみ、再利用可能な空き容器や使用不可能なものに分けることです。「ベタさん(粘着テープ類)」「ボロさん(使用不可能なもの)」「リサイクル」等と言ってふだんからやっている作業ですが、今回は大きいものなので大変です。

やり始めてしばらくは、あちこち中途半端に手を出し、ウロウロする子どもがほとんどで「ひとつやり始めたら最後まで!」と声をかけながら保育者も一緒に作業しました。

解体しながら作っていた時のことを思い出したり、次はレーシングカーを作ろうとか、たくさんガムテープが貼ってあって大変だとか話す姿が見られました。

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共同制作した車の解体は4,50分かかったでしょうかね。がんばりました。

さて、後片付けが済んだ子どもたちは、一緒に整理整頓をしたみんなで遊び出したり、こんどは自分一人で「自分の乗り物作り」を始めたりと、気分も新たに遊び出しました。

作ったものや材料を片づけたことで、環境だけでなく、子どもたちの頭の中も整理整頓されたように見えました。

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