3歳児も、オタマジャクシがいるため池の周りで遊ぶことが多かったです。
オタマジャクシをすくうと言っても、そのための道具を持っていっているわけではありません。とりあえず使えるものは自分の手。池の水に突っ込んだ手にたまたまオタマジャクシが入ってしまったこともあるようですが、狙ってもなかなかすくうことができません。
保育者を頼り、オタマジャクシを手に乗せてもらうことを何度か繰り返すと、また自分でオタマジャクシをすくおうとかんばり始めます。
そのうち、自分の袋を持ってきたみたり、ペットボトルやそのふたを手にしていたり…。4,5歳児の様子を見て3歳児なりにオタマジャクシを捕まえるための挑戦が始まったのです。
捕まえたオタマジャクシを大事に持ち帰った子どももいますし、オタマジャクシを触れるようになったと喜ぶ子どももいました。
文理台公園に3日続けて遊びに来て、3日目には小さなペットボトルのキャップで百発百中でオタマジャクシをすくう姿も見られました。
また、ブランコに乗りたい子どもは遊具のある場所まで保育者と一緒に行ってみたり、4,5歳児のそばで同じようなことをして遊んでみたり、自分の思いを出し、行動範囲、経験を広げていく様子もあります。