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大きな木を集めて…

2歳児クラスKOちゃん、砂場と竹藪を何往復もして、大きな木の枝のみ集めています。両手で抱えて持ってきました。置いたらまた取りに行きます。

途中、「Kちゃん、アンパンマンなの~。パトロールに行ってきま-す!」と元気に砂場を出発したKちゃん。もう、大きな枝を集めることはおしまいなのかなあと思っていると、少しして大きな木の枝を両手で抱えるようにたくさん持って帰ってきました。そして「また、パトロール行ってきま-す。」とお出かけ。こんなことを何度も繰り返してたくさん木の枝が砂場の一角に集められました。

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KOちゃんは「焼いて食べるの。」と言い、砂場に穴を掘り始めます。穴ができましたが、木の枝が穴からはみ出してしまいました。するとKOちゃんは木の枝を折って小さくして穴に入れ始めました。そばにいるお友達も木の枝を折っては穴に入れます。

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大きな木の枝だけを選んでいたKOちゃん。小さくしてしまうのはもったいないのではないかと思ったのですが、そうではないようです。今は穴の中に木の枝を入れて焼かなくてはならないので、大きいものでは困るのです。どんどん折って穴に入れて、焼けて食べる(まねをする)ところまでやってKOちゃんは納得して、遊びをおしまいにすることができました。

木を集めているかと思えば、アンパンになってパトロール、大きな枝がいいのかと思えば、こんどは木の枝を折って小さくしている。きまぐれ、一貫性がない…そう見えなくもありません。でも、その時その時に自分のやりたいことに向かって一所懸命なのだとも言えます。2歳児を「適当」と表現する研究者もいます(決して悪い意味ではなく、2歳児の特徴を素直に受け入れているが故の「適当」だと私は思っています)。場当たり的な感じもするのですが、そうではありませんよね。大きな木の枝を集めて焼いて食べておしまいにする、一つ一つのことをやり遂げて、遊びをおしまいにできるのですから。

拾うこと取ることは、どんぐりのころころの子どもたちの遊びの基本と言えます。拾っていっとき手にすれば満足、拾ったものを大事に持ち続ける、拾ったものを家に持ち帰る等を繰り返し十分経験すると、拾ったものを千切ったり踏んだり皮を向いたりして分解し、また、たべものに見立てて遊んだりするようにもなります。砂と水を混ぜたり絵を描く道具にしたり等自由自在に使います。

遊びが変化したのは、子どもの知的な面、身体的な面の変化、友達との関わりの変化、成長しているということです。幼児にとって遊びは学びと言われます。どんな場所で何を使って、どんな人と、どんな遊びをしているかで、成長に違いが出てくるだろうと思います。