ギョッとした表情の2歳児。その視線の先では保育者と3歳児が青い花を見ています。この花、昨年の3歳児Yちゃんが「パクリン」と命名した花です。
花をよく見てみましょう。パクッと何かを食べようとしているお口みたいでしょう…。子どもの目線で見ると、自分の方に向かって大きなお口を開けているようで、Yちゃんは怖いなあと思ったようでした。
この花の名前は、「サルビア・ガラニチカ」といいます。やっぱり「パクリン」のほうがしっくりきますね。
昨年の子どもたちの様子を見ていると、命名すると花に対して親しみをもって見るようになります。正しい名前を覚えるよりも、どれだけそのものに対して興味をもつかのほうが大事なのです。
今年も何かいい名前がつくでしょうか。