クッキー作り第二弾

9月30日、3歳児クラスの料理の日に、菓子工房KIQUCHIさんでクッキー作りをさせていただきました。8月に続いて2回目。作っておいてもらった生地を子どもが型抜きをするのです。それだけのことなのですが、それがとても印象的で楽しかったようなのです。8月のクッキー作りの後には、自宅でのクッキー作りや園でのクッキーやさんごっこ、パンやさんごっこにつながりました。少人数のため、一人ひとりが丁寧にじっくり経験することを保障してあげられます。だから、自分でやった!という実感をもつことができ、その分強く印象に残るのかもしれませんね。クッキーを作ったことを盛んに話し、「オーブンで30分焼く」など遊びのイメージが細かく(表現が豊かに)なった子もいます。前回も今回も誕生会のお祝のクッキー作りだったのですが、はじめに計画した時には9月は違うメニューも考えていましたが、8月の様子から9月の誕生会もクッキー作りをすることにしました。毎日の外遊びや室内遊びでも、2歳、3歳の子どもは同じことを徹底的に繰り返します。繰り返す中で理解し、気づき、好きになっていく。それに伴い人との関わりも生まれ、楽しくなったり広がったり。次々と新しい別の経験をさせるよりも、気に入ったことを満足するまで繰り返し経験することが大事なのだと日々感じています。

 

 前回お休みのためはじめてだった子もいましたが、今回もとても落ち着いて作業していました。まずは菊池さんのお手本をよく見ます。

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二人ひと組で、ひとつの抜き型を交代しながら使って型抜きをします。

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はじめは押す力加減がつかめずにいても、2回目、3回目…とやるうちに体で分かっていくようです。型抜きした生地を型から外すことも上手になりました。

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ごっこ遊びで「お顔パン」を作って遊んでいるので、今回は目、鼻、口をつけた「お顔クッキー」も作ってみました。

2回目の子は余裕がうかがえましたし、はじめての子は緊張気味でしたが、4人とも、丁寧に落ち着いて型抜きしました。

 

さて、焼いてもらったクッキー、焼きたては特別いいにおい。誕生会で1枚食べて、あとはおうちにお土産にしました。子どもたちの作った何とも言えない形のクッキーは、食べるのがもったいなかったかもしれませんね。

 

今回はこんなこともありました。

KIQUCHIさんに行く途中、「おはようございますって言わない?」とKちゃんが提案すると、「うん、おれ言えるよ」とYくん。こんな会話をしながらお店に到着すると早速4人ともあいさつをしていました。今回は大人に促されなくとも、すすんであいさつをすることができました(2回目で、場所もどんなことをするかも分かり、菊池さんのことも知っている安心感でしょうかね)。鼻をかんできれいにしていこうとか、大声を出してはいけない等のマナーもよく理解して行動していましたね。