手で、鼻で、耳で感じる

昨日、今日と道端のコバンソウに興味津津な子どもたちです。コバンソウはイネ科の植物で、小判に似た形の小穂をつけることからそう呼ばれています。

道端のコバンソウの小穂に触ってみると、カサカサというか、サクサクというか、茶色くすっかり乾燥している状態です。まずは触ってみてこのカサカサ、サクサクを感じていました。

次はにおいを嗅ぐ。Tちゃんが最初に「いいにおい」と言うと、すっかりその気になって「鶏肉のにおい」とか、さらには「豚肉のにおいだ」とか。わたしには、においはないように思いましたが…。日常的に、散歩の最中に見つけた葉っぱや花のにおいをかいでみることが多く、「いいにおい」と大人が表現することが多いためなのか、においといえば「いいにおい」と思っているのかもしれません。ちなみにドクダミのにおいは、大人はあえて無反応でいましたが、「いいにおい」とは言いませんでした。

そして、次に音です。Kちゃんのまねをして小穂をつまんで取り、耳元へ。指先でこするように、あるいはつまむようにすると「カサカサ」「サクサク」「シャクシャク」???というような小さな音が聞こえます。次々まねっこしてやってみます。コバンソウとの関わり2日めの今日は、まだ緑色が残ったコバンソウは、音が聞こえないとKちゃん。

摘んだコバンソウの小穂をお米に見立てて、公園の砂場でごちそうを作ったのはYちゃん。

(子どもたちには、コバンソウという名前は教えていません。子どもたちは、名前は気にしていません。名前は知らないけれども、子どもなりに関わって感じていることがいいですね。センスオブワンダーです。)

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